3月3日より、奥野ビルのギャラリー、Camellia Nayuta 2 会場にて佐々木敏晴写真展「花伝」が開催されます

コマーシャルフォトグラファーとしてキャリアを重ねて来た佐々木敏晴さん
昨年10月に急逝され、はからずも遺作展となります

本展では奥様の美幸さまからお声掛けいただき、畏れ多くも佐々木さんの大輪の桜とともに展示させていただきます

佐々木さんに初めてお会いしたのは、南平妙子さんを通じての2008年のこと

その年、元 舞踏演芸家 村田青朔さんが「SANPO」として街中を踊り歩くことを始め、佐々木さんはそのコア・メンバーでした

当時わたしは脊髄小脳変性症を発症し寝たきりになった父親の介護をしており、父の訪問看護師さんが狛江のバーで紹介してくださったのが南平さんでした

そんないきさつから、たまたま第一回のSANPOに参加し、それから12年佐々木さんの傍らで撮影しておりました

またその2008年は母が膵臓がんにて余命半年と宣告された年でもあり、佐々木さんが「半永久的にみおちゃんにあげるよ」とHASSELBLADの中盤カメラを貸してくださり、亡くなる2ヶ月ほど前に撮影したのがこちらの写真になります

2019年の五島記念文化賞でのニュージーランド オーストラリア研修においても、佐々木さんにお借りしたCanon5DMarkⅡですべての撮影をいたしました

昨年佐々木さんが急遽された日は奇しくもわたしの父の命日とおなじ日でした

本展では、奥様からのご提案で佐々木さんのご自宅に伺い、デニムのシャツを愛用されていた佐々木さんのワードローブを撮らせていただきました

今回ご愛用されていたものを撮影し、遺影以上になにか伝わるものがあると感じております

木坂美生

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佐々木敏晴写真展「花伝」
Toshiharu Sasaki Photo Exhibition [Kaden]
2021. 3.3 (Wed) – 3.13 (Sat)
会期中無休 Open Everyday
12:00 – 19:00 Lastday – 17:00
*会期中、おどり・朗読予定
ー佐々木敏晴から木坂美生へー

コマーシャルフォトグラファーとしてキャリアを重ねて来た佐々木敏晴。
展覧会撮影も多く手がけ、そのものそのままを伝える姿勢は被写体への敬意を感じさせるもので、我々は佐々木に、1本の大きな樹を感じていました。
昨年夏、アトリエにて個展開催に向けて打ち合わせをした折、ライフワークとして撮り溜めていた桜の写真を選びました。
漆黒の夜、そして紺碧の空に浮かぶ桜の大樹は清らかに大きく、潔さと儚さを秘め、佐々木の人となりをそこにみることができます。
また佐々木は、元 舞踏演芸家 村田青朔等と共に、2008年よりSANPOのコア・メンバーとして活動しており、そこにもう一人の写真家、木坂美生もいました。
「次の世代へつないでいきたい」という強い想いで佐々木は木坂に機材を遺しました。
昨年10月、佐々木の急逝ではからずも遺作展となる本展にて、木坂美生の作品もご紹介いたします。
同じレンズを通した二人の作品をご高覧いただけましたら幸いに存ます。