このたび、多摩美術大学美術学部芸術学科、構想計画設計ゼミ 海老塚耕一教授のもと学生が、企画・構成・運営する歴史ある現代美術展にお声掛けいただきました

5月のCamellia、Nayutaでの個展の際にいらしてくださった学生さんたちですので、個展での作品をとのことでしたが、多摩美術大学八王子キャンパス アートテークという空間は天井が高く、またわたしの作品が展示される場所は右側が一面ガラスのため、おなじ作品であっても意味合いが違ってくるのではとおもい、サイズを変えてあらたに制作いたしました

5月には緊急事態宣言下でしたのでお越しいただけなかったみなさまや、またいらしてくださったみなさまも別の場所であらたなサイズで展開される作品をご高覧いただければ幸いです

木坂美生

『TAMA VIVANT II 2021-呼吸のかたち・かたちの呼吸-』
【場所】多摩美術大学八王子キャンパス アートテーク
【期間】11月8日(月)〜11月17日(水)
【時間】10:00〜16:00(日曜休館)

会場:多摩美術大学 八王子キャンパス アートテークギャラリー101, 102, 103, 104, 105
出品作家:飯嶋桃代、加藤真史、木坂美生、高橋臨太郎、堀江栞、吉川かおり、渡辺豊重
アクセス:〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723
電話: 042-676-8611
ファックス: 042-676-2935

JR横浜線・京王相模原線橋本駅北口より神奈川中央交通バス(多摩美術大学行き)「多摩美術大学」下車徒歩1分

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「TAMA VIVANT Ⅱ」展は、多摩美術大学美術学部芸術学科・構想計画設計ゼミ 海老塚耕一教授における活動の一環として、学生が企画・構成・運営する現代美術・芸術のアニュアル展です。

この展覧会の前身である「TAMA VIVANT」展は、美術評論家で本学科創設者の故・東野芳明先生によって1984年より始まりました。東野芳明先生の弟子である美術家の海老塚耕一先生が受け継ぎ、2007年からは「TAMA VIVANT Ⅱ」として活動を続けて参りました。本年度は前身の「TAMA VIVANT」から数え38回目を迎えます。

現代の幅広い美術から、「作家」ではなく「作品」を選択すること、それも学生自らで行います。展開される多様な作品群を鑑賞していただければ、本展がまさに作品を選んでいく展覧会であることがお分かりになっていただけると思います。一から企画を立ち上げ、構成をし、運営までを学生たちで行う本展は、40年近い歴史を持ちながらも、美術界にとって最新の展覧会であることをここにお約束致します。

また、11月1日より「ART&CAFE+BARあ・い・う。」(浜町)にて、出品作家による小品展を同時開催致します(11月1日から11月30日まで)。



『TAMA VIVANT II 2021-呼吸のかたち・かたちの呼吸-』


私たち自身も、作品を見る経験ではなく、情報を得ることに専念してしまっていることに気がつきました。また、作品を鑑賞しに行く際も、「これを見に行く」と端から決めて出かけていました。

作品を見るとは、どのようなことでしょう。インタ ーネットで検索をすれば、大概の作品を画像として見ることができます。けれども、それは積極的に情報を選択しているにしても与えられた情報に過ぎず、自分の眼差しで触れるということにはなりません。私たち自身も、作品を見る経験ではなく、情報を得ることに専念してしまっていることに気がつきました。また、作品を鑑賞しに行く際も、「これを見に行く」と端から決めて出かけていました。つまり、自ら自分の世界を狭めてしまっていたということです。

そこで私たちは、特定の作品を見るという目的を持たず、街を歩くことにしました。そこで出会った作品は、それぞれ多様な「呼吸」をしていました。この「呼吸」の音は、決して何かを介しては聞こえないもので、作品が生きていることを私たちに感じさせました。そう、作品に触れるという現実でしか得られない感動が、そこにはありました。ここに揃 った作品は、そんな私たちの散策から選択されました。この作品、あの作品、みんな異なった「呼吸」をしています。さて、この展覧会はどのような「呼吸」をしているでしょうか。是非、本展に足を運び、その「呼吸」に眼差しを注いでください。